株式会社JIJのリサーチャーであるWai-Hong Tam、松山洋道と、DLR(ドイツ航空宇宙センター)のReza Safari氏による共同研究論文が、クオンティニュアム株式会社が主催する「Quantinuum June 2026 Symposium」のポスター発表において2位を受賞いたしました。「Quantinuum June 2026 Symposium」は、量子コンピューティング分野における最新の研究成果と今後の展望を共有・議論することを目的として、クオンティニュアム株式会社が開催するシンポジウムです。量子HPCハイブリッド計算環境や量子誤り訂正、量子化学、生命科学分野への応用など、量子技術の今後の展開に向けた最新の研究成果の共有と議論を目的とし、2026年6月2日から3日にかけて東京大学 伊藤国際学術研究センターにて開催されました。本研究は、量子回路を用いて偏微分方程式を解く量子物理情報ニューラルネットワーク(QPINN)に、対象方程式が持つ対称性を組み込むことで、少ないパラメータ数でありながら高精度な解を導く新手法「GQPINN(Geometric Quantum Physics Informed Neural Network)」を提案するものです。2次元ポアソン方程式のベンチマークでは、従来手法に比べて誤差を2桁改善する結果も得られています。論文「Geometric Quantum Physics Informed Neural Network」はこちらからご覧いただけます。JIJは今後も、DLRをはじめとする国内外の研究機関との共同研究を継続し、量子技術の実用化と社会実装に向けた研究開発をさらに推進してまいります。